Black Hat Asia 2025に参加してきました
- Kyohei Komatsu
- 4月7日
- 読了時間: 3分
更新日:4月11日

こんにちは!
2025年4月1-4日にシンガポールにて行われた、『Black Hat ASIA 2025』に参加してきました。
Black Hatとは?
Black HatはRSA Conference等と並ぶ「世界最大級のサイバーセキュリティカンファレンス」の一つで、サイバーセキュリティ従事者が世界中から集結する一大イベントです。
毎年アメリカ、アジア、ヨーロッパの3地域で開催されており、今回参加したのはシンガポールで行われたBlack Hat 2025 ASIAとなります。
最新のセキュリティ動向のインプットはもちろん、アジアのメンバーも参戦し、チームビルディングも兼ねのシンガポールに集合となりました。

今回のカンファレンスですが、AIにフォーカスされたセキュリティの展示や公演がかなりの割合を占めることになっていたことが印象的でした。初日のKeynoteでも、Edward Chen氏が“Cyber Threats in the Age of AI”(AI時代のサイバーセキュリティ)として、講演されていました。AIを使った攻撃手法の事例、AIを活用した際のリスクなど、AIを軸としながらも内容は多岐に渡っていた印象です。
この30年でインターネットが大きな進化と一般化が進んだように、AIがこれからの当たり前を作っていく、そうした分岐点に私たちがいまいることを実感できる、そんな内容でした。


Business HALLでは多くの人集まり、活気にあふれていました。とある日系で展示された企業では、初日の午前中だけで100件以上の名刺交換をしたと聞き、本イベントないしセキュリティ業界への盛り上がりを感じることができました。
展示内容としては、「ASM」「自動化」「API」「可視化」あたりがキーワードとして多かったように個人的には感じました。
特効薬となる革新的なソリューションや新たな防御手法というよりかは、事前の準備、対応策、その後の対策など、セキュリティのPDCAをどのようにスムーズに回し、万が一のインシデントにおいても被害を最小限に防ぐかという点に重きが置かれていたように思います。
AIや自動化などの各社ソリューションは、弊社の提供するCyberNEOにも通じるところを感じ、トレンドを汲み、世界で必要とされていると自信をもらえたことも、大きな収穫となりました。
技術的なセッションごとの振り返りは、弊社エンジニアが個別に記事を書く予定ですので、今回は全体の所感のみとさせていただきます。ぜひ、技術記事の公開もお楽しみに。
弊社では今後もBlack HatやDEFCON等のカンファレンスに参加し、最先端の情報収集を実施してまいりますので、ぜひご注目ください。
